top of page

反り腰を放っておくとどうなる?——日常で起きやすい困りごとと整え方

  • Staff
  • 8月17日
  • 読了時間: 5分
反り腰が気になる様子

「腰が反っているかも…」と思いながら放置していませんか?


反り腰(骨盤前傾が強い状態)は、いきなり大問題になることは少ない一方で、日常動作や呼吸、疲れやすさに“じわじわ”と影響しやすい姿勢パターンです。


本記事では、放っておくと起こりやすいこと・セルフチェック・今日からできる整え方、そして当店のサポート方針をわかりやすく解説します。


【この記事でわかること】

・反り腰を放置したときに起きやすい“困りごと”の具体例

・自分でできるかんたんセルフチェックと整え方

・整体とピラティスをどう使い分けるか(当店の方針)



反り腰ってどんな状態?

反り腰のメカニズム

骨盤が前に傾き、腰椎のカーブ(前弯)が強まりやすい姿勢パターンのこと。長時間の座位や運動不足が重なると、股関節前面が硬くなり、殿筋・腹筋群が働きにくい状態になりやすいと報告されています。 MSK Science and PracticePMC


ポイント:反り腰=悪ではありません。同じ姿勢にとどまり続けることが、コリ・張り・だるさの温床になりやすいのです。

腰背部・股関節まわり・体幹の使い方のバランスを見直すことが大切。


最新のレビューでも、骨盤・股関節の使い方の変化が腰の不快感と関係しうる一方、個人差も大きいとされています。 PMCTaylor & Francis Online



放っておくと起きやすいこと(“症状”と断定しない理由)

不調が続いている様子
  1. 腰・骨盤まわりの張りやすさ、疲れやすさ 

    同一姿勢(座りっぱなし・立ちっぱなし)が続くと、腰部の姿勢のバリエーションが乏しくなり、張り感やだるさにつながりやすい傾向があります。Frontiers


  2. 呼吸が浅くなりやすい 

    骨盤と横隔膜・骨盤底は“筒”として協調します。前傾が強いまま固定化すると、腹圧のコントロールが難しく、胸だけで呼吸しがち=浅い呼吸の癖が付きやすくなります。呼吸の質と姿勢安定性の関係を示す研究も増えています。PMC


  3. 股関節前面のつっぱり感・もも前の張り 

    座位が長いほど股関節伸展の柔軟性が低下=“硬い感じ”につながることが示されています。MSK Science and Practice


  4. 運動パフォーマンスの伸び悩み 

    「腹圧を保つ」「殿筋で地面を押す」などの基礎が崩れると、スクワット・ラン・ジャンプで本来の力を出しにくくなります。近年は体幹の協調と呼吸を同時に整える練習が安定性の回復に役立つという報告も。Nature


注意:反り腰=必ず腰痛、ではありません。研究間で結果が分かれるテーマであり、個体差が大きいことを前提に、生活動作とエクササイズで“整えやすい体”を目指しましょう。Nature



かんたんセルフチェック(40秒)

セルフチェックの画像
  • 壁立ちテスト:かかと・お尻・背中を壁につけ、手のひらを腰と壁のすき間に差し込みます。厚く1枚以上入る場合は、骨盤前傾が強い可能性。


  • 座り呼吸チェック:椅子に浅く座り、息を吐き切ってから下腹がふくらみ、肋骨が横に広がる感覚があるか。胸だけが上下しやすい人は要工夫。


  • 片脚キープ:片脚立ちで10秒、骨盤が前に倒れないか・腰が反らないかを確認。


今日からできる反り腰対策ピラティスエクササイズ3選


1) ペルビックカール

  • 仰向けになり、膝を90度に曲げて足を腰幅に開く

  • 息を吐きながら骨盤を丸めるように腰を床から離し、背骨を一つずつ持ち上げる

  • 息を吸いながらキープ(3秒)、吐きながらゆっくり背骨を床へ戻す


    ポイント:お尻と太もも裏を使い、腰を反らせないようにする


2) デッドバグ

  • 仰向けで膝を90度に持ち上げ、手を天井へ

  • 息を吐きながら右腕と左脚をゆっくり床方向へ伸ばす

  • 息を吸いながら戻し、反対側も同様に行う


    ポイント:腰が反らないよう、下腹を軽く引き込む意識


3) キャット&カウ(Cat & Cow)


  • 四つ這いになり、肩の下に手、股関節の下に膝

  • 息を吐きながら背中を丸め(キャット)、吸いながら背中を反らせる(カウ)

  • 腰だけでなく背骨全体を動かすことを意識


    ポイント:腰の反りをゆるめ、骨盤の可動性を引き出す



ピラティスで身につくこと

ree
  • 呼吸×体幹の協調

    →横隔膜と骨盤底の連動を学び、腹圧のコントロールを獲得。


  • “使えていない筋”の再学習

    →臀筋・下腹・肋骨下部のコントロールを小さな負荷から積み上げる。


  • 日常動作への落とし込み

    →座る・立つ・歩くへ、無理なく転用できるフォームづくり。


当店のサポート(バキボキしない整体 × ピラティス)

ree

当店の整体はバキボキしないやさしい手技が特徴。脳神経・内臓・呼吸のつながりまで視野に入れ、緊張のスイッチを整えながら姿勢づくりをサポートします。


ピラティスでは、獲得した“整いやすさ”を動きの学習で日常へ。


どちらも無理なく続けられる強度で進めます。


※頻度や進め方はお体の状態や生活リズムに合わせて提案します。


よくある質問(簡潔版)


Q. 反り腰は必ず直さないとダメ?

A. 姿勢は多様でOK。同じ姿勢が続くことが困りごとの原因になりやすいため、まずは「固めない」が大切です。Frontiers


Q. ストレッチだけやっていればいい?

A. 伸ばすだけより、働きにくくなっている筋をやさしく鍛えることをセットに。殿筋・下腹の再学習が必要。SpringerOpen



まとめ


反り腰を放っておくと、張りやすさ・呼吸の浅さ・疲れやすさなど“日常の困りごと”が積み重なりやすくなります。


まずは座り方のリズム化・呼吸リセット・殿筋と下腹の軽い強化から。


当店ではバキボキしない整体で全身の協調を整え、ピラティスで“使える体”をやさしく育てます。


整体のみ、ピラティスのみのご来店も可能です。目的やご都合に合わせてお選びください。



____店舗情報____

マシンピラティス×整体スタジオ

Pilatesstudio_Lien(リアン)

高知市北本町4丁目1-23office68内

TEL:080-6392-1132

無料駐車場 5台完備

営業時間 9:00~22:05(最終受付21:15)

※完全予約制

 
 
bottom of page